フランスアンティーク モシュリンヌ スミレと風景
販売価格

3,871円(税込)

フランスアンティーク モシュリンヌ 黒に風景と菫が描かれています。
蚤の市などでも人気でヨーロッパにコレクターの多い箱です。
フランスでは その生産地名をとって「モシュリンヌ= Mauchline」、もしくは材質から『ボワット ドリビエ=boite d'olivier(オリーブの箱)』と呼ばれています。
18世紀後半、スコットランド南西部には Mauchlineという町を中心に 木工工芸品で栄えている一帯がありました。その地域で生産される光沢のある仕上げが人気の木工品は、19世紀にはいっての”観光ブーム”とともに、土産物として有名になり、ヨーロッパ各地に一気にひろまりました。シンプルな小箱だけでなく、携帯用裁縫ケース、切手ケース、カギタバコ入れ、手袋用の箱、写真立てにペーパーナイフなどなど、数多くの身の廻りのものが旅行を記念するお土産用にと各地の地名を入れて作られ、さまざまな国へ輸出されていました。
もともとこれらの箱は、プラタナスの木で作られていたようですが、あまりの人気に材料が不足して遂にはオリーブの木を輸入して箱をつくっていたと言われています。きっとフランスでオリーブの箱、と呼ばれているのもそのことに由来するのでしょう。

それほどまでに栄えた産業だったのですが、なぜか1930年代にはばったりと生産が終了しました。そのことがより、人びとの興味を集めているのかもしれません。


サイズは 横約8.5cm 縦約5.2cm 高さ約3.8cm  ほどになります。

Members
Cart
Category
Mail Magazine
メルマガ登録・解除はこちら